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アヒル番外地

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2015-11-21 (Sat)  01:19

術後、一か月検診

乳がんで失くした左胸の、お腹の肉を使っての再建から一年半が過ぎた。
そして、大きさや形が違い、のっぺらぼうだったその胸の修正手術からひと月が過ぎ。
乳がんで二度の手術、再建で二度の手術。
巡った季節はそんなに多くはないのかもしれないけれど、泣いたり笑ったり、怒ったり悲しんだり、喜んだり嬉しがったり。
私自身にとっては乳がんという病気そのものより、それに伴う胸の消失と再生の方がずっと重く大きいけれど、だけど、自分のカラダはそのどっちに対しても全力で頑張ってくれている。
サムシンググレート、って言うんだろうか。
今日の一日をありがとう。
53年半の袖振り合った日々をありがとう。

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今日は月一先生による、形成外科の術後一か月の検診。
昨日は病院からの着信にちょっとびっくりしたけど、先生に手術予定が入ったので受診時間を30分遅らせてほしい、とのことで。
待つことなんていつもどこも当たり前でどうってことないのに、わざわざ連絡くださったのはイケ目先生の指示だったそうですが、ご配慮ありがとうございます。お手数かけました。
それでも手術が長引いたそうで一時間ほど待ったものの、それをずっと楽しみにしていた知らない誰かの喜びは自分も共有できるんだ。
「遅れちゃってごめんなさい。いつも、遅れて時間変更してもらって申し訳ないですね」から始まった診察は、今はまだ術後の腫れでアンバランスな胸も経過としては順調とのことで、めでたしめでたし。
新しく出来た「顔」についてた、これまで薄皮がはがれてないのだとばかり思ってたのが、糸が出てきちゃってるね、と抜糸されるも痛感は全くない。
今後はガーゼをこんなふうにあてて、ゲンタマイシンはもういりませんから、と保護の仕方の指導と、この次は術後3か月になるので1月に、と次回予約して今日の受診は終了したものの。
診察時には今先生はおらなんで、入院時の非礼をあやまりたかったのに残念だったけれど、それはそれで逆に月一先生に話しやすいところもある。
月一先生はやっぱり思ってたとおり、うんうん、と丁寧に聞いてくれて、私が
「なんかすごい軽い感じで。ババアがそんなこと気にしてんじゃねーよ、みたいな心の声が聞こえるようで、こっちはこっちで、ふざけんなよ、って感じで、私、すごい怒ってずっとひどい態度とってて」なんて話したら、そんなこと思ってないですよ、と笑いながら、
「医者も若いとまだ経験が浅いから、なかなか患者さんに自信を持ってはっきり言えないところもあって、納得のいく言い方が、ね」
「大丈夫、患者さんはみんなそうですよ、気にしなくても大丈夫。言っときますね」と言ってくれた。
でも、本当は、ババアが気にすんなよ、とか、お前の顔なんて誰も見ちゃいねーから、と思ってたのは自分の方で。若手医者も今先生も全然悪くないのに、私の勝手で一方的な自虐的被害妄想的思い込みから八つ当たりされて。
それも、わかってたんだけど、あの時の自分には自分でも手が付けられないくらいにどうしようもなくショックだったんだ。
言い訳じみてるけど、手術するとか入院するとかいうことは、身体がどうとかいうことだけじゃなく、気持ちも心も一緒にダメージ受けてるものらしい。
「またどこかで彼らに会った時はよろしくお願いします」なんて月一先生は言ってくれたけど、二人の先生に会うことなんて、もうないんじゃないか。
先生たちに直接あやまれないのは本当に申し訳なく、若造のくせに偉そうに、って思ったってことは私だって相手が若いことを承知してたと思うとますますすまないが。でも、自分も忘れないで忘れようと思う。勝手な言い方だけど、私みたいな人間と51年間連れ添ってくれたおっぱいの再生だもの、完成するまではいろいろあって当然といえば当然なのかもしれない。
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最終更新日 : 2015-11-22