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アヒル番外地

すでに人生半世紀、朝昼晩につれづれに

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2015-11-05 (Thu)  23:29

30年前の記憶

昨夜の会合では帰りにやはり参加されてた(と言うか、会長さん)近所の開業医の奥さんをお乗せした。わからないけど、多分、私より15歳くらい上なのかな? 免許を持っておられないということで、出掛けの行き帰りはいつも家族や関係者の車らしい。
お医者の奥さん、と言っても全く気取りのない方で、もちろん、とっても上品なのですが豊かな話し方とか表情が可笑しくて、会合では話を聞きながらいつも爆笑してしまう私。
それでも、車中にふたりきりなので何かしら聞いては聞き役に徹してたら。
「今度協力してくれる中に当番さんの名前を見た時、私、ああ、あの時の、って思ったの。子供が落っこちちゃった、って慌ててみえたことがありましたね。大丈夫でしょうか、って青い顔して。ご主人は少し怒ってたみたい」
「え?、あれ?! え、うそ、本当ですか?! 娘が椅子から落っこちちゃってびっくりして連れてった時のことですよね?!、赤ちゃんの時。でも、あれってもう30年も前のことなのに、憶えて下さってるんですか?!」
「そうそう。そのくらい前のこと。でも、なぜかしらね、あの時のことを今でもはっきり憶えてるのよ」
それは暑いときだったから、娘がまだ生後2,3か月の頃。夕飯の支度をほとんど終え、一旦座ったものの、火にかけてあったフライパンの餃子を取りに立ったほんのわずかの間。まだ動かないから大丈夫だよね、と抱っこしてた娘を食卓の椅子に寝かせたところが。なぜか、ずるずるっとビニールフロアに落ちてしまって、びっくりして泡食って。事情を話して、今から診てもらえますか?、と電話したら、ちょうど診療が終わったところだけれどすぐに来てもらえれば、て言われて慌ててとんでった時のこと。
大丈夫と思いますよ、と言われてほっとしながら、その日はお素麺にしてたから夫が「今日は素麺でよかったよ。ご飯だったら食べられなかったかもしれない」つて。自分達が親になったことを改めて実感したその時。
「そうですか、ありがとうございます。嬉しいです、ありがとうございます」
受付にいらっしゃる奥さんは繁盛してるところだからこれまでそれこそ山ほどいろんな人を見て来たでしょうに。あの時のことを憶えてくれていたなんて。胸がいっぱいになって涙が出た。

そうだ、そんなこともあったんだ。

娘はきっと幸せになれる、そんな気がした。

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昨日のフラ散歩にて
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最終更新日 : 2015-11-06