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アヒル番外地

すでに人生半世紀、朝昼晩につれづれに

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2019-04-04 (Thu)  01:38

花冷え



「暖冬の時の方が桜の開花が遅いんだってねぇ。この間、テレビでそう言ってたよ」
なんて先日、母が言っていたけれどそうなのかな?
実際に今年の方が去年より何日だか、遅いのだとか。
ほんまですか?、とスマホを見たら3月26日に満開の花見をしてる。
その週末もそこより寒いところで花見をしてたから、桜は暖冬の方がゆっくりめに咲くのは確からしい。

 花見の思い出もいろいろあるけど、民主党政権になった最初の春の桜は本当に遅くて4月の半ば。
会社のお誕生日休暇を利用して靖国神社に行ったらば、無茶苦茶な寒さ。
みぞれと桜の花びらが混ざり合い、舞うように散ってたのになんとも言えない不思議な気持ちがしてた。

 ソチオリンピック後のフィギュアスケート世界選手権をさいたまアリーナに観に行ったときは、当時、東京に単身赴任してたおとーさんの部屋が上野にあったんでそこに泊まり(おとーさんは出張だか年休消化だかで我が家)、寄った上野公園は日本語がほとんど聞こえなくて、自分がどこにいるやらだったけど、なぜか、街路樹の桜の幹の途中からちょこちょこ出た小さな枝についてた花の方をよく覚えてる。

 ひとみが死んでしまってもう10日。
ひとみの小さな体に頬ずりしながら、心臓の音が聴きたくて何度耳にあてたところでドクドクした音も血流の音もしない。
ひとみの名前を呼びながら泣いてる自分に、しばらくテレビを見てた孫が遠慮がちに
「ばぁばー、でんしゃー」

 ケースのヒーターを切り、だけど、寒くないようにひとみの身体をタオルでくるんで、ごめんね、ひとみちゃん、帰ってくるまでこうしててね。

 その前の週、このところ電車に乗りたがるちょろみーと
「来週は電車に乗ってお出かけしようね」
と約束。
2時間かそこらで戻ってきたものの、ひとみの身体はすっかり冷たく、くちばしまでも冷たくなっていた。

 ひとみのお墓は10年以上も前にロンやセキセイのタヌ君と一緒のあたり。
笹や芝の根が張る庭をシャベルで掘り返し、その根がひとみにふれないようにいくつも切ったところで無駄なこととはわかってるけど、でも、ひとみにさわってほしくない。
土がその体に直接かからないようにペーパータオルで包み、そっと土をかけながら、色づきのマーガレットみたいな菊と娘が買ってきてくれたアネモネを植えた。

 娘が買ってきてくれた赤いアネモネと白とピンクのスミレみたいな花はその何日か前に同じ園芸店で、やはり私が買うか迷ったものだったから、言わなくてもさすがに母娘と思う。

 花を植えながら、きれいに咲いてやってほしい、と思いつつ、ひとみにお水がかかるのがいやでつい少し遠慮がちにしてしまったけれど、あれからもう二度大きな雨が降り、昨日は天気雨。

 朝起きて、外から帰ってきて真っ先にすることはひとみの様子を見ることで。
ひとみが死んでしまったことを思いながら、そうだ、ひとみの、なんてつい、いつもみたいに腰を浮かせてしまうから、飼育ケースはじきに片づけたものの。
ふと、そちらに目を走らせていることにかわりなく、飼育ケースがあったわずかの場所は意外に広かった。


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一昨年の秋、退院して間もなくの頃





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最終更新日 : 2019-04-04

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