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アヒル番外地

すでに人生半世紀、朝昼晩につれづれに

いつか来る別れの日まで

長男が小学6年生になるときの春分の日に我が家にやってきたリク(犬♀)はあと二週間ほどで16歳になる。人間で言えば90歳くらいか。
私の入退院の度に一気に老化が進んでるのを感じてたけど、今年になってからは特に早く、ばさばさの毛、がりがりに痩せた体は見るかげもない。
一時期、昼夜問わずの遠吠えには本当に困ったけど、最近は寝てるか、ただぼーっと立ってるか。
老いてボケ始めた犬は狭いところに入りたがる傾向があるらしいが、それまで難なく抜けてきたところが今やひっかかったリードが外せなかったり後退が出来なかったりで、そうした時のなんとも言えない声は、パニックになってヒステリーのようであったり、ひどく切なく聞こえたり。
自力では食事も満足に摂れなくなってきてるので、カリカリフードに鶏ささみのスープを混ぜたのを私が手であげてやるのを食べるけど、同じ場所に立ち続けてるのが難しいようで、途中、何度かそこらをフラフラしては呼び戻して食べさせて。
外で飼っている犬なので、寒くないようにすのこやバスマット、座布団にフリースなんかを置いてあるのに、この冬はその上に寝ることもしなくなって、もしかしたら目が見えなくなってきてる分だけ、障害物みたいに感じてるのかも。
それでもさっき覗いたら、座布団に体を寄せてたので少しだけほっとした。
可愛かった日々を思うとなお涙が出て仕方ないけど、この先どうなっていくんだろう?
足腰が立たなくなる日もじきかもしれない。その時、自分はどこまでみてやれるのか。
それでも、待っててね、今行くからご飯食べようね、なんて声をかけてやると、お皿の前でじっと黙って待ってくれてて。
調子のいいときは夫や私の気配にしっぽを振って寄ってきて、花の世話をしてるときはそばでじっとしていたり。
窓の外からこっちを覗いては、「お母さん、お散歩に行きましょう」「今日の私のお散歩はどうなっているのでしょうか?」「くださいな、くださいな、リクにご飯をくださいな」と可愛く催促した日はもう帰らないけど。
いつか別れが来るその日まで、出来るだけ穏やかに過ごさせてやりたい。

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Last Modified : 2015-12-10

* Category : ペット

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