昨日見た景色
昨夜は雨が降り始めたらどんどん寒くなっていって律儀に予報どおり。
その雨で今日の富士山は真っ白でございました。
昨日はフジアンブレラスカイなるものに行ってまいりました。
お天気がよければ地面に傘の色が映ってなお美しいそう。
そして、富士山も前方に見えたでございましょうが、あいにくの曇り空。
「上を、向こう」というテーマで地元の青年会議所が催してくださっているそうですが、色とりどりの透明傘が並んでるのはそれだけで美しく。
加えて、この地は富士山が雄々しく見える上に大きな茶畑が広がり、その茶畑には鉄柱も扇風機もない、というわけで撮影スポットとしても非常に人気の場所なんだとかで(茶飲料のCMにも使われたり)。
静岡県に生息する私は普段から富士山も茶畑も当たり前のような中におるにしても、そんな話を聞けば出かけて行かずにはおられないというもの。
などとカッコええことを並べましたが、実は先週末にそちらに向かった知り合いが、行ってきたよ、と富士山や傘写真と共に添付してきたお蕎麦の写真に強く惹かれて行ったのも本音。(笑)
こ、こないにたくさんの天ぷらとご一緒のお蕎麦まで食べられるだなんて?!
もう、期待感いっぱい頭の中お蕎麦色で行ったのですけれどもね、売店?にはどうもそのような気配はなく…。
「よかったらお茶飲んでってください」
と声をかけられて、「無料」の文字にいそいそ近づき、図々しくもお茶を2杯もいただき(いや、マジで美味しかったのです。自然の中でいただくのはもちろん、いいお茶葉を使ってくださっているのだと思う。それが地元のサービスだなんて、なんてありがたい!)、
「あの、お蕎麦は今日はもう終わっちゃったんでしょうか?」と聞いてみましたら
「あれはイベントでやってたから今日はないんですよ。手打ちのお蕎麦でね」とおっしゃるではないですか。ああ、残念…。
しばしこのような景色を堪能して帰ってきましたが、こういう景色も大事にしたい、後世に伝えたい、と思う人達がいるからこそのものであって。
私がまだ結婚前、会社に行くのにこの辺り車窓から見た茶畑が真っ赤になってたのに怖いくらいにびっくりしたことがありましたが、その年は確か茶摘みの頃に霜が降りてしまい、まさに霜焼けで真っ赤になってしまったと聞いたように思います。
そんな霜を避けるためにも茶畑には扇風機が置かれているらしく(扇風機といってももちろん、家庭用のとかでなくて、鉄柱の小さいのがひょっこり出てるみたいな感じ?)。
それを置かないで広大な土地でのお茶づくりはなおいっそうの手間がかかっているであろうことを思えば、さらにさらに貴重な風景…。
なにごとも人の思いが原点、そして、それを形にしてくれたからこそなんだ、と改めて思いました。
その後、風が出てきてあっちゃこっちゃ。
だけど、カメラを向けたらじきに整列してしもうた。(#^.^#)
お天気で風が強かったら、またいい景色が見られたんじゃないかと思います。
皇紀2682年 令和4年10月25日(火) くもり
パンジーと一緒にガーデンシクラメンの苗を買ってきました。