本日、着物はじめ 2
今日は一日冷たい雨。っても、駐車時の車外温度は9℃、そんなに冷たい感じでもございませんでしたが。
話題?の『呪術開戦』の映画を観に行ってきたのですが、着物で行きたいな、と当初は思っておったのです。
でも、雨の予報だったし、映画の後は実家に寄る予定もあったんで却下。
うちの母は私が着物を着るのにあまりいい顔をしないのであります。なんで? わからんけど。
母に限らず本人の意向をよそに着物を着るのを感心しないご家族って意外にけっこうおられるみたいですね。
目立つのはやめてくれ、ってことかな。
着物は高い、というイメージもあるのかも。
実際はリサイクルとか化繊の着物とか洋服よりずっと安いのもいーっぱいありますのにね。
だけど、前に、喪服の着物にさえやめてくれって言われた、って人の記事を見たことがあって、さすがにそれは違うんじゃないの?、と思いましたよ。だって、着物の喪服って完全な正装なのに。
家族のお葬式でそれにまでケチをつける人ってそっちの方がよっぽど常識を知らないんじゃの?、としか思えないし。
肝心の映画はやっぱり面白かったので、また行ってみようかと思っています。ブチャラティの声をやってた中村悠一さんが五条悟氏担当なのもまたよくて。へへ

映画の後にフードコートで食べた長崎ちゃんぽーん (麺 1.5倍)
で、そうそう。新年会に着物を着ていった件。
これはもう、新年会の話があったときに、それじゃ着物で、と思ったのです。
新年会だから、ってのもありますが、実際に外出用に着れる手持ちの服がもうなくなってきた。太っちゃって。
靴も困るのです。いや、靴が一番困るかも。最近の靴はしばらく履かないと糊が剥げてくる?、知らない間に靴の中敷きがべらべら浮き上がってたりしてね。それに保管が悪いのかもだけどカビが出てたりして人知れず下駄箱の中ですでにとっくに再起不能みたいな。
それに比べたら草履のなんとタフなことか。
放っておいても全然きれいで、いつでもスタンバイオッケー的な草履の皆さんは(皆さん、て言うほどないけど)本当にありがたい存在です。
と、また前書きが長くなった。
着付け教室の先生に秋にいただいた着物がけっこう気に入ってて新年会にはそれを着ていくことにして。
長じゅばんは正絹、帯は名古屋帯は結ぶのに悪戦苦闘するのが目に見えてるし、着た後も曲がってないか気になってしようがないから半幅帯は決定事項。
新年会は午後でしたので、たっぷり時間をかけて準備ができたのはよかったのですが。
着始めるといつもの通り、やっぱりうまくいかない。。
補正具つけて長じゅばんを着たはいいものの、衣文抜きに紐を通すのに時間のかかることかかること…。ちゃんと通してるつもりなのに、あれ、どこいっちゃったの?、みたいな感じの繰り返し、なんかすっごいバカっぽい。
やっと通して結べたと思ったら、どうも襟が浮いてるみたいであっちを押さえこっちを引っ張り。
こんなところでもたもたしてたら時間がいくらあっても足りない、とようやく着物を羽織り、腰ひも代わりのウエストベルトの段階で今度はそれが飛んじゃうというか、うまくはめられない。
なんで?、長さが合わないのか。いや、中心が違ってる? ベルトはよしとく?、でも、紐で結びたくない、ベルトの方が安心してられる、とこれも数回はやり直し。。
そんなこんなしてればせっかく着た長じゅばんの合わせがおかしくなってくるわけで。
またまた引っ張ったり押さえたりしてふんだらかんだらしてるうちに、なんかすごく腹が立ってきた。
着物を着ながら腹を立てる、って何故?、なんだけど、あれやこれや思って必死でつくろううちに
「私は美しいキモノ(雑誌)じゃない! 着れない人間が(私)、着ない人間が(私)、ガタガタ言うな!」(笑)。
そんなこんな自分で自分を叱咤激励?、鼓舞?、ゲキを飛ばす?、発破をかける?、開き直り?
まぁ、そのー、いやー、なんとかー。どーにかー半幅帯も結び終わり。
ちなみに半幅帯は午前中に練習した時はお花みたいに結べたのです。素敵!わぉ!
だけど、どうやって結んだか覚えておらないもんだから、やっぱりいつものリボン結びみたいな。
そうやって四苦八苦しながもなんとか無事行って帰ってこれました。へへ。よかった。あざーっす!
しかし、着ながらいろいろ思ったのです。
着付の先生にいろいろ教わり、美容院の先生にもあれこれ聞いて、ネットでなんやかんや情報収集するも、なにが正しいってのはなくて、そこから自分にとって一番いいやり方を見つけて選んでくしかない。
衣文抜きに紐を通すのも、先に通してから着る方が自分にはあってるし、長じゅばんと着物の背中心を合わせたらピンで止めとくのも逆にそれが気になってしようがないし。
自分が一番やりよいやり方でやっていくのが一番。それしかない。
はぁー、長くなりました。
着姿ではないですが、こんな感じでございました。

(下のド派手なのは長羽織、還暦前でも図々しくコレを着る)( *´艸`)
皇紀2682年 令和4年1月10日 雨 けっこう降った