突然の訃報
この間、ブログを更新してからもう一週間、そして、2月も明日でもう終わりだなんて。
世間が何で騒ごうが、時は常にかわりなく淡々と過ぎていくものですね、当然のことながら。
今日は美容院から帰ってきたら、道に葬儀屋さんが出してるお通夜とお葬式の案内に知人の方の名前が記されてたのに、
え、うそ、なんで?!
同姓同名の人なんてほかにいないよね?!
今年の初め。
いつもは別の人が出てる地域の新年会、今年は都合で代わりに自分が出たんだけど、いつもは非常に賑やかなその方が今年はちょっと静かな感じ?
同級生やら大勢で旅行にいった時の動画や画像をアイパッド持参であーだこーだ見せるのが好きというか趣味みたいな人で、その時も
「ガー子さん、ちょっと、こっち来てみな」
と私を呼んで、七夕まつりやら、クルーズ船旅行やら、いろんなのを見せてくれまして。
「私、秋田の竿灯まつりに行きたいんですよね」
って言ったら、
「竿灯まつりは俺も行ったことはないけど、ドコソコのナントカ(←どこだったか覚えてない)の方が絶対にいいよ。なんせ、何々がすごいんだから」
「ここはドコで、こっちはドコで」なんて次々いろいろ見せられながら
「今度はどこに行くんですか?」
「もう行けないよ」
「え、なんで? そんなことないでしょう、また行くでしょう? エムさん(←その新年会に本当は出るはずだった、今は抗がん剤治療中の方)もその頃には元気になって、またみんなで行けますね」
「エムもなぁ…、あれも、なぁ…」
地声なのか、いつも大きな声で早口でまくしたてるように話す人がその時は妙にしんみりした感じで、顔色の白さも気になってはいたものの。
翌月にまさか、訃報を聞くことになるとは思いもしませんでした。
そういえば、各々に用意していった会費は、それはいいから、と戻されて、その新年会はどうもその方が全てもってくれてたみたい。。
思えば、去年の暮れも地元のいわゆる名士の方の突然の訃報に驚き。
突然、と言っても、こっちにとっては突然でもご本人は秋ごろからすでに入院中だったということだから、きっと、その以前から病と闘っていたのでしょうか。
特に親しくなくても、特に会話を交わす人でなくても、決められた席以外では顔を合わせることもなくても。
普段は特に意識することもなかったとしても。
でも、きっと、そこに居て当然の、ごく当たり前にまた次の時に会うであろう人が。
見知った顔のその人が永眠され、もう二度と顔を見ることがないのはやはり寂しく、寂しいものですね。。