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流れゆく時間

今日は実家へ。部屋に入ったら、すでに炬燵!
「ひとりでやったの?」と一人暮らしの母にまぬけに聞く娘。本当に母が丈夫でありがたい。二十数年後、その歳の私はどうなってるだろう。
病院での顛末に
「ばぁか」
「本当に不出来な娘で」
はい、その通りでございます。

さっきは飲み会だった長男を駅に迎えに行ったら、寒いこと。慌ててトランクに片付けてあったひざ掛けを運転席に持ってきた。
じきに確実に冬がやってくる。

古内東子の「Dark ocean」、今回もアタリでめでたしめでたし。だけど、到着に時間かかったなぁ。クリックポストなのにね。

部屋のかたづけを始めたものの、なかなかはかどらない。というか、捨てたいのか取って置きたいのか。その判断がつかなくて、すぐにゲームに逃避行。
だけど、思うにそのほとんどが紙ごみ。
「後で読もう」
「後で見たい」
「後で要るかも」そんなんばっかし。
本もその調子で政治関連、歴史関連がやたら多く、伝統文化関連も小説じゃないんで読み進められなくて結局、買って満足置きっぱなし。
とりあえず、思い切って資料類(プリント類)だけでも処分しなければ。かたづけに役立ちそうな情報が載ってる雑誌も。
オークションで売れるかも、なんてつい取って置きたくなるフィギュアスケート関連もどうせ出さないのだから取って置いてもしようがない。



入院中に読んだこの一冊は9月に購入

映画版もとてもよかった

無性に「はにゅうの宿」を聞きたくなる

術後、2週間の受診

先週に引き続き、金曜日の今日は先週出来なかった分の抜糸に形成外科外来へ。
11時の予約だったが、4人待ちだったかな。順に診察室に入っていったのはみんな女性だったけど、その全員が乳がん患者かどうかはわからない。
先週と一緒の担当医は今日はマスクをかけていたので、前のときに見てる顔だとわかった。
失礼と言えば失礼だが、この先生も目だけ見えてる分には二重の目が大きくてはっきりしてるし、やっぱりイケメンの部類に属するだろう。形成外科医はその診療目的と重なって、他科に比べたら見た目が整っている人が多いのかもしれない。
「ああ、いいですね。大丈夫、きれいについています」
と再建した乳頭乳輪部分の抜糸。
ちなみに、自分の乳輪は鼠蹊部(足の付け根)(両足から持ってきてるのは意外)の皮膚、乳頭は健側から半分切り取ってきたのを植皮。
ガーゼをはがす前に
「この絆創膏は?」と聞かれ、なぜだか吹き出してしまった。ガーゼの上にはお湯がかかっても大丈夫なようにシートが貼られていたのだが、浮いてきてしまったのを自分でそれ以上剥がれないようにしてあっただけだから、何も可笑しいことなんてないのだけれど。
抜糸は前回同様に少々痛かったが、去年のお腹の時の比ではない。
「お風呂から出たらこんなふうにガーゼでドーナツを作って、ゲンタマイシンを塗ったところに貼っておいてください」
「次の診察は月一先生で。
はい、いいですよ」
とあっけなく終わろうとしたところで。
「先生、手術の挿管の時に固定のために貼ったテープ痕が残るのはよくあることなんでしょうか?」
と聞いてみると、へ?、という顔をされたので
「私、全麻で4回受けてるんですけど、前はなんともなかったのに今回はその痕が赤く残ってて、それがてっきりシミになるのかと思ってびっくりしちゃって」と言ったら
「それはすみませんでした」という返事が返ってきたのは意外だったが、急いで
「ちやう! そうじゃなくて、私、このことですごく怒って先生にものすごい態度とっちゃって。それで、申し訳なかったと思って」
「そこ、どうなりました?」
「それこそ、日焼けの後みたいに(お乳の植皮の部分も余分なのが日焼け後の皮膚のように落ちるという話をされた後だったので)皮が取れてきれいになりました。それも、退院してきた夜に。
だけど、私、絶対に残ると思ってたから、入院中、ずっと怒ってて。大丈夫、って言われたんですが、その言い方がまた軽くて許せなくて。それで、帰るときまでずっと怒ってて。悪かったです」
「そうですか、何も言ってなかったけどな。大丈夫ですよ、気にしてないですよ。でも、後で、悪かったって言ってたって言っときます」
手術の挿管時に口の中を傷つけたり、痕が残ったりというのはたまにあるそうで、それでもそのほとんどは自然に消えていくものということだった。
「もう、私が今先生に会うことはないんでしょうか? 本当に酷い態度をずっととってたから謝りたくて」
「いや、次回の時に月一先生と一緒にいるはずです」

そんなやりとりの後、形成外科外来で次回予約の確認をしてると、当番さん、と慌てたように看護師さんが診察室から出てきた。用件の後、
「私、入院中ずっとふさいでてたし、病棟の看護師さんたちにも嫌な患者だったと思います。すみませんでした」
「ううん、そんなことないですよ。いろいろ心配なのに、こちらこそ、大変な思いさせてしまって」なんて言われ、気を遣わせてしまって申し訳なかった。

命の現場にいる方々に自分の職場の比較もすまない話だが、世の中、確かにいろんな人がいるもので、ひと月ほど前だったか、レジ打ちが終わって商品カゴをサッカー台(袋へ移す台)へ置きに行って「お待たせして済みませんでした」と戻ってきたら、
「あんたはそれでいいことをしてるつもりかもしれないが、次の客に失礼だ!精算が遅くなるじゃないか!」と延々と怒っていた団塊世代らしき男性客がいた。その間、わずか数秒のことに。
粉洗剤ひと箱のその客は精算が遅くなると言いながら、同じことをずっと何回も何回も繰り返し、私はただ「すみません」を繰り返す。こっちは通常サービスでやっていることであるので、怒られてもなぁ、という感じなのだが、とりあえず、謝るしかない。
どのくらい怒られていたのか、終いに「あんたにこんなこと言っててもしようがない!あっちに行って言ってきてやる!」と副店長がいる方に向かって行った。
後で聞けば、この客はどうも女の人が相手だと威張りたくなるようで、以前にもいきなり怒鳴られた人がいたとのこと(副店長のところには30分以上いたようだが、普通に世間話をして帰ってったそう)。
私はこの時は内心は「ふうん、こういう人もいるんだ。いつまで続くんだろう」といった程度で、それこそなんとも思わなかったが、生身の人間を相手にしてれば、それなりいろんなことがあるし、ましてやそれが病院では患っているということは通常の状態ではないしね。
と言って、自分の態度は決して褒められたものではないが。
とにかく、そんなこんなでしばらく入院時の話題が続いてしまった。だけど、自分の中では「なに、お前!」がマイブームで笑えるったらありゃしない。

来週はパート仲間のナオちゃんとランチの約束。
仕事再開は予定通り再来週から。帰りはお店に寄って来よう。
今回の入院のことは「がん友」の誰にも話してなかったが、偶然にも前回と前々回に知り合った方がそれぞれに「久しぶりにお会いしたいです」と連絡をくれたのは嬉しかった。



先週の外来時、院内の庭園にて

中古アルバムに浸る

古内東子の「CASHMERE MUSIC」が予想以上に良かったんで、今度は「Dark ocean」を購入。またまた中古だけど。
以前はアルバムが発売される度に普通に新譜を買ってたのが、「恋」のあたりから自分はあんまり好きになれない感じの曲がいくらか入ってくるようになり、「winter star」が最後。
amazonからの通知にてっきり今日届くものと期待して、何回も郵便受けを確認するもその度何も入ってなくて残念。明日、病院に向かう前に届いてるといいなぁ。そしたら、車の中で聞けるもんね。
前回の入院時はなぜか松たか子ちゃんの「夕焼けワルツ」が術後の頭の中でずっとぐるぐるしてたから、退院後はずっと松さんを聞きまくり。
今回は何も聞こえてこないどころか「なに、お前!」(…orz)(もちろん、口走ってはないが)。代わりに?退院後は「CASHMERE MUSIC」を何回も何回も。もちろん今も。
ちなみに。前々回とその前の入院の時のイメージは中島美嘉の「will」とか、星系の曲でしょうか。

なんていうか、このところ、鏡を見るのがほんと、いやだ。
家の中にいるばかりだから緊張感のなさが表情にも表れてて、なおさらがっかりしてしまうのだろうね。
だけど、テレビやなんかを見てても、タレントの老け顔が以前はさして気にもならなかったのに、好きな人でも嫌いな人でもどっちでもない人でもけっこうショックだったりする。当たり前のことなのに。
そうかと言って整形とか手を加えたらその時はよくても後が大変そうだし、もちろん、私ごときの経済力ではじきに全体のバランスがとれなくなって不自然になるのが目に見えてるし、さすがにそこまでの気持ちはないが。
だけど、不思議なことに、どれだけ若く見える人でも実際に若い人と並ぶと絶対に同じようには見えないから、やっぱり内面から自ずとにじみでてくるものがあるわけで。でなければ、生きてる意味がないわね。
じゃ、せめて本でも読んで知性磨けよ、とか思ったところで、これは、と思って買って満足放置状態の本がやたら多いはもともと勉強嫌いだからか。小説だったらよっぽどの内容でなければ普通に読めるのにね。
いずれにしても、週3日程度のパート仕事でも私にとってはいろんな面で必要なものらしい。



貼る写真もないから、手術翌日のお昼でも
カレーライスでなくてハヤシライスでし

向こう見ずであったまぽー

今日は待ちに待った、歯科受診。
胸の術創は前回と前々回に比べたらさほどのことはないが、それでもやっぱり痛む。歯の痛みもあって、11時ころにアデフロニック服用したというのにまだチクチクとした痛みに2時ころだったか、ろくすっぽ考えずにトラマールを飲んでしまった。
痛み止めは6時間以上空けて飲むように言われてたというのに、3時間後、しかもトラマール。
そしたら、それ以降、なんとなく頭がぽー。
歯科では痛む歯茎にレーザーをあてられ、抗生物質で様子を見させてほしい、ということだったが、そんなふうに鎮痛剤を飲んで出かけたというのに全く痛み止めになってないし、チクッとした胸の痛みも続いてる。
頭は前頭葉のあたりが何かかぶってるみたいで、買い物してる時は何度も立ち止まりたくなるような、そんな感じ。
なんていうか、相変わらず向こう見ずというか、やることが極端。今日は早く寝ないと。

この間のお祭りの時に壇上で飾られていた鉢植えを娘が「もらったから」と持ってきてくれた
バラの花みたいな、きれいなベゴニアです
好きな色ので嬉しい!

相変わらず、いつまでも

今回の病院での顛末をあれこれ思っているばかりなせいか、今朝はまた入院してる夢を見た。
「どうですか?」と病室に診に来てくれたお医者さんに私が「主治医先生に失礼なことしちゃって。悪かったな、って思ってて」なんて話すと、
「ああ、聞いてますよ」と、口調を真似て「こんな感じに話すから本人も軽く聞こえちゃったかな、なんて言ってましたよ」なんて言ってくれた。
その先生の顔は自分が知ってる誰でもなかったけど、そんな会話が出来る人がいたらよかったんだけど。

今回の入院では最初と最後の晩以外は二人部屋にずっとひとり。
明日帰る、という日に同室になったのは乳がんで部分切除で入院された方だけれど、気の毒なことに胸がとても小さいんだそうで、手術の際には部分切除だけど形成外科の先生にも入ってもらうことになってるということだった。
60代くらいの方だと思いますが、
「いくら胸が小さくても無くなってしまうのはやっぱりイヤ」だけど、小さすぎるから手がかかって一人手術してる間に三人出来る、とまで乳腺外科の主治医に言われたそうで、いくらなんでもそんな言い方はないよね。
あの先生、ほんと、キビシいですよね。私もちょっとしたことを聞いただけですぐに「そんなこと聞くな! 私の言うとおりにしてりゃいいの!」くらいの調子でやられます、と花が咲く。
翌朝、カーテンの向こうで聞こえた私の回診の際のやりとりに、あの先生(若手医者)、言い方がちょっと横柄な感じね、と言われたんで、またまた、ですよね!、と調子づく。
今はもう帰られてることかと思いますが、無事に終わってるといいけれど。
胸が大きければ部分切除も整容的にはそれほど差がなかったとしても、小さければ小さい分だけ悩みは大きくなる。

でも、こんなことばかり思ってると、なんだかんだ言っても言い方に語弊があるかもしれないが、病院のシステムはところてんとあまり変わらない気がする。患者は手術や入院することになったところで、早かれ遅かれ、どんな形にせよ、いつかは必ず去っていく。そして、その後にはまた別の人が入って出ていく。医療関係者はまずは治癒させることが目的なのだから、何を思おうが、その個人になんか構っていられない。
それでも例えば名の知られた人だったり、大きな背景があったりしたら、またそれはそれで扱いが違うだろうことは互いに人間だから当然のことでもあると思うけど。
私がいたベッドもおそらく翌日には別の誰かが入り、先生たちだってまた新たな悩みの解決に走らなければならないのだから、目前の怒りん坊の患者がいたことなど思い出すこともないんだろうと思うとちょっと寂しい気もするし、改めて申し訳なさが募ったり。

明日はひと月ぶりの歯科。右も左も下の奥から3番目だったか、同じ個所がかなりまずい。
この間の治療を終えてから、ひと月に一度チェックに行くことになったのだけど、実のところ、先月チェックの日から翌週にもう右側が痛んでる。
すぐに診てもらおうかとも思いつつ、診てもらってまたもうすぐではなんだか悪い気がして過ごしてしまった。
それでも、胸の手術のときは抗生物質投与のおかげでそのしばらくの間はよかったけど。
待ちに待った歯科受診だけど、抜歯の宣告をいつされるのか、戦々恐々。
前にやはり一本だけ抜歯して入れ歯になったという人が、意外にもそんなに気にならないし目立たないの、というので見せてもらったら。
入れ歯は入れ歯であることにかわりない…。
歳を取るということはそれまでの外見を少しずつ失っていくことなんだろうけど、なかなか受け入れられそうにない。

今日届いた、古内東子の「CASHMERE MUSIC」
図書館や中古の本はイヤだけど、CDは中古で十分
「winter star」以降のアルバムは聴いてなかったのが、「Beautiful Days」が聴きたくて
だけど、どの曲もハズレがなく、思ってた以上に良くて大満足!!

時間の無駄遣い

手術してからすでに10日、そして、退院してきてからもう一週間。全く持って早いものだね。
そして、その一週間は特に何かするということもなく、ただただ寝室と居間でPCに向かうか、スマホを握ってるか、テレビを見てるか、本を読んでるか。そんな感じ。
ただとにかく時を過ごす。それでいいのか? いいわけないが。

昨日は近所にある、娘が勤めている会社のお祭りへ。
短大を中途退学した娘に正社員は縁がなく、派遣社員として勤め始めてどのくらいだったか、景気の急下降で失職。バイトで繋いでいたところへ、たまたま私がランチに行ったお店で近所の人に遭遇。
「娘ちゃん、何やってるの? 辞めちゃう人がいるんでまた来てもらえないかな? よくやってくれてたから、みんな来てほしいって言ってるし。
今度も派遣にはなるけれど、会社がやってるところだから、前みたいなことにはならないから」
土曜日にそんなことがあって、月曜日のお昼前にもう面接だったかな。即決というか、ありがたいことにすでに意思確認みたいな状況だったらしい。
娘がバイトしてたところは激務だったのに、私がいきなり話を持ってきて突然退職させるようなことになってしまって、責任があるから、とこちらでの仕事の後にまたそっちへ、なんてなことをしばらく続けてたっけ。
その後、幸いなことに職場の人の紹介で社内恋愛。彼氏いない歴20何年に別れを告げて一昨年結婚して。
家では反発ばかりで、この間、母と病院に来てくれた時もろくに口をきかなかった娘だけれど、お祭りに行ったらそれなり歓迎してくれて。
私の母です、と職場の人に紹介する度に「え?、うそ! お姉さんじゃないの?!」と驚かれるのがまんざらでもなかったようだけど、もうそんなの着ないで、とビンテージのGジャンを注意された。若くないからみすぼらしく見える、って。そっか…。
とっても着やすい、エドウィン5461 XSのGジャンはお気に入りで今のは2代目だけど確かに袖口がぼろぼろ。
「でも、着やすいし、こういうものなんだけどね」
「それはそうかもしれないけど、自分だっておばあちゃんがボロいの着てたらイヤでしょ。今はそういうのは流行らないの。もう、やめて」
5461は袖口が弱いようで、他の所は全然どうってことないのに、前の時も今の以上にボロッボロになってしまったっけ。

病院での一件を思うと、八つ当たりした先生二名様や心配をかけた看護師さん達にも申し訳なく思うと同時に、今度はやたらと笑いがこみあげてきて思わず一人で爆笑してしまう。そのくらい一人悶々として、滑稽な醜態をさらしてきたってこと。
そういえば、病室で手術前に点滴針を刺しこむとき。血管が見つからない、と最初に来てくれた看護師さんが何度もゴムを巻いてアタック。
「当番さんと私、同じ名前なんですよね」なんて言われて、名札を見たら字は違うけど一緒の名前に
「本当だ。私、自分と同じ名前の人に遭ったの、初めて」
「そうなんですね。私は二度目です。同級生にひとりいて」なんて話してくれたけど、きっとこれが、と刺してくれたところはダメだったんだそうで、その後も一生懸命さがしてたものの、なかなか見つからないようで別の看護師さんにバトンタッチ。だけど、こちらもうまくいかず、二回刺したところでリタイア。で、三人目の人が来て、どうにかこうにか確保できたはずが、いざ手術室ではオペナースさんたちが
「こんなところじゃダメだよ。刺し直さなきゃ」。
後で見たら、5つ?6つ?針のアトがついていたっけ。
顔の赤い筋のことで私が怒ってるのに、
「今回は何回も点滴のことで痛い思いもさせてしまったし、本当にすみませんでした」
なんて言われたけど、でも、自分はそのことについては全然なんとも思ってないんだ。仕方ないことってあるもの。一人の人が何回もでは困るけど、みんなそれぞれに一生懸命やってくれたことにたまたま自分の体が対応できなかっただけだから。
それに、顔じゃないし、注射の痕はいずれ消えてしまうからどうってことない。そんなに痛いわけでもなかったしね。

時間は過ぎてしまえばあっという間。
今日は久しぶりにラジオ体操してみたら、やっぱり上半身はあちこち痛んでなかなかうまく出来なかったけど。
明日からは掃除やかたづけも始めなくちゃ。
気分一新、新しいところで始めたブログは新しい部屋が出来たみたいで楽しい。
心の整理の次は部屋の整理だね。

一期一会

先週の今ごろは母が娘と見舞いに来てくれて、私は持ってきてくれた柿を食べたりした後だったか。
右頬に赤味を帯びた線が入ってるのに気づいたのはその前で、ふつふつと腹立たしさが沸いていた。
考えてみると入院中というのはとにかく自分のことしか考えていないわけで。もちろん、家庭や仕事のこととか思うのだけれども、とにかくそこに自分がいないことでどのくらい人様に面倒をかけているかだとか、三度三度出される食事がどうとか、そんなことばっかり。何かしら治療を受けていたり、手術痕が痛んでたとしても、私はやっぱりその身の上がその状況にあることだけをあれこれ思いあぐねてるだろう。

今回は特は幸いにも傷がさして痛むこともなくて、退院指導の頃まで肝心の再建胸のことより手鏡と洗面所の鏡に映る自分にただもうがっかりして。そこに新しい憂慮すべき事態が起きてることで頭がいっぱいだった。

結論から言うと、

退院指導で対面した胸は大きさや下垂の具合も以前と少しも変わらず、部屋に戻ってふとんをかぶってしゃくりを上げて泣いた。自分にとってのこの数日は一体なんだったのだろうと。気持ちの持っていき場がなかった。

絶望感が蔓延してた。

だけど。
夕方、予約してた時間になって浴室の鏡を見てみれば、それは自分が思ってたほどひどい状態でもないようで、そういえば、と以前に手術したときに「手術したばかりで今は腫れがありますが、それが引いたらきれいになりますから」と言われたことを思い出してほっとしたりしてたところが。
シャワーを浴びてたら。気づけば、「これでシャワー浴びても大丈夫」と若手医者が自信満々に胸にあててたガーゼのシートの中に水がたまって中にしょびしょ。おまけに、それを伝えても看護師さんがパジャマやなんかが濡れないようにただ上側のガーゼを交換されただけで、お乳に直接当てられているガーゼがそのままにされていたことに全く納得できず、なおさら腹が立っていた。
なまじっかSNSで体験者の方々のほかの病院での処置を見たりしてたもんだから、その違いの差にも不満と不安で、一体どういうこと?!
入院の連絡がなかなか来なかったこともあって、病院の対処への完全な不信感。
これから自分は一体どうすればいいのか。別の病院に移ったところで解決はあるのか。
前にお世話になった先生には会いたいけれども、シミのある汚い顔では会いたくない。
度々見てる、他県のお乳の再建に力を入れられている女医さんはブログから察する限り同性ならでは、患者の気持ちによく沿ってくれてるようで再建入院のときに美肌治療してくれたするようだし、その先生の所に行ってみようかとか。
だけど、これでまた家族に迷惑をかけるのかとか。

おめでたいことに他には特に悩みもなく、病院にいては楽しみもないもんだから気持ちはやさぐれていく一方。
日曜日の朝の回診では若手医者にふてくされ、翌日の回診では今先生のこれまた
「赤くなってるのが気になるって? あー、これね、大丈夫しょ」なんてな軽い言い方にまたイラつき。退院日の回診は思えばその日は外来を持ってたから、早くやってきたのは当たり前なのに、洗顔してせっせと化粧水やなんかをつけてた直後だったりしたもんだから、こんなに早くきやがって、と終始仏頂面。
「シャワーでちょっと濡れちゃいましたか?」なんて若手医者が言ったのに
「ちょっとどころじゃないです、びしょびしょですっ」ふんっ、てな調子で乾いた声で返事。
そして、とうとうそちらには目もくれず、濡れたままで置かれてたガーゼは大丈夫なのか、術後の胸にスポンジをくりぬいて置いておくように指導してるところもあるようだがその必要はないのか、なんてなことを聞くにもその病院に来る前は大学病院で助教授をされていた方だというのに早口でふてくされた言い方。だけど、先生はごくごく普通に答えてくれ、それでもやっぱり軽い言い方に聞こえたのはおそらくもともとの口調がそんな感じの人なんだろうと今は思う。

まぁ、とにかく。後になってみれば、「そういうアナタのその態度は一体なんですか?」「傍から見て、人として許せると思う?」という感じのワタシ…。
だけど、時間とお金と手間をかけてようやくきれいになってきた肝斑とシミ、その喜びは多大なもので、それが一瞬にして戻されたような気持ちをその道の専門の形成外科医が軽くいなすのが許せなくて。
なに、お前!、お前に私の一体何がわかるの?!、てな調子のアナタは一体ナニサマデスカ? 何の取り得もない、一介の主婦が。

だけど、ここでちょいと言い訳。
この先生方には私、麻酔から起こされた時以外、名前を呼ばれたことはなく…。ワタシのナマエ、シッテイマスカ?
頬の赤味にも軽く返すのでなく、
「そういうこともありますが、でも、後には残らないから大丈夫ですよ。数日で消えます」みたいな言い方をしてくれてたら絶対に違ったのに。
看護師さんにも「先生と合う合わないもあると思いますが」なんてな余計なことは言ってほしくなかったし。

おまけに、こんなにも心乱された肝心の赤味は退院してきたその夜、薄い皮になってたのが剥がれ、ありがたいことに翌日にはきれいになってました…。チャーン。

昨日は術後一週間の外来で、てっきり今先生様が時間を作って診てくれるものと思ってたらそうでなくて全然別の、当たり前に当日の外来担当医だったのは当然と言えば当然か。だけど、この先生、なんか一生懸命頑張って笑顔を作ってるような。って変な言い方だけど、真顔から急いで笑顔を作ったものの、つい真顔に戻ったのに気づいてまた急いで、みたいな感じ? 多分、難しいことを考えるのが常習化している、頭の良すぎる方にとっては凡人の表情は意識しないと難しいのかもしれないみたいなそんな印象(後で見たら、経歴がスゴカッタ)。
それでも「痛み止めがロキソニンでは効かないから、もっと強い薬にしてください」って頼みこんだら、一日に何回飲んでるだとか、どのくらいの時間痛んでるのだとか、けっこういろいろ聞かれたけど、ボルタレンがどうとか言いながら、アデフロニックという薬を出してきたのは前の処方がそうだったからか。
そして、次回予約、次の金曜日もこの先生が外来担当と。その次は月に一度見えられる先生に診てもらうことはもう決まってるし、私が失礼極まり態度で接した医師二名様にはもう会うことはないんだろうか?

時間が経てば経った分、なんていうかな、申し訳なさがわいてくる。お世話になった方々に、いくらなんでも失礼すぎました、と帰ってきてからずっと思い続けてる。

事情を知らない頭の良すぎる先生には凡人の与太話は理解しにくいかもしれないけれど、とりあえず、この先生に非を詫びてそのことを伝えてほしい、とお願いしようと思う。
来月に月に一度だけ見えられる本当の主治医?先生様にも多忙には違いないけれど、でも、かいつまんででも聞いてもらって。単細胞の受け持ち患者がしでかしたことの詫びをお伝え願おう。この先生ならわかってくれそうな気がする。多分、きっと。
もう過ぎてしまったことだけど。
なんか、いろいろ。悪かった。

あきらめ

 いろいろ思ってみたところでしょうがない。
だけど、今回の手術入院は自分にとってなんだったんだろう?
入院する前から全く期待感のようなものがなかったのは何故なのか?
自分のわからないところで全ての結果がすでに予測できていたからなのか、
逆に、その期待感のなさがこうした結果を呼んだのか。
白い天井を見上げ、しゃくりを上げたところでわからない。
形成の外来受診、今後、意味があるのだろうか?

入院5日目、明日退院

今回の入院は本当によく眠れる。前回は特に術後もその後もほとんど眠れずにいたのが、とりあえず眠剤ももらって保険的に服用もしてはいるが、よく眠れている。

昨夜の病棟は賑やかだった。もしかして、11時ぐらいまでデイルームからの話し声が聞こえてたかも? 男声も聞こえてた気がするので、家族も混じって病棟で知り合った人達が賑やかに話してたかもしれない。

手術はもちろん、治療によっては遠方からだったり体力的にとかで通院が大変で長期入院になったりすると、じきに顔見知りになって、中には親しくなる人達もいるようだ。前に入院してた時に同室だったおばあちゃんもそうだったっけ。 

特にどこが痛むとか手術痕が化膿することもなく経過は良好、今日の回診で退院許可がでて、明日退院することになった(即刻、じゃあ、今日帰ります、と言ったら若造が「え?」。でも、注意事項等、看護師さんが午後に退院指導しますいうことだったんで、病院に向かってすでに家を出てるであろう夫に待っててもらうのは嫌だから明日に)。回診は今担当医と昨日の若造。私は頬のシミのことで相変わらずふてくされ。これまでにこんな態度でいたことってやたらなかったけど、あ、うん、大丈夫ですよ、なんて軽く言われればなおさら面白くない。

結局、形成外科医であってもそれが仕事としてでない限り他人の顔なんてさして見ちゃいないし、こっちも必死でエンビロン塗ってはマスクでガードしてるからおかげさまで赤味も少し引いてきたこともあるけれど。

だけど、なんていうかな、この間のブルドッグ写真もそうだし、首のシワとかつくづく自分はもう若くないんだと思う。

2年半前、ほっしゃんに初めて会った時、独り言みたいに「若いなぁ」と呟いてたけど、あの頃の私はもういないのか。職場ではともみちゃんが「肌のハリがすごくて、自分の友達とかわらない」なんて言ってくれたり、年齢にはとても見えない、とか言ってくれる人もいるけれど、その全てをもちろん間に受けているわけでないが、現実は現実。 

退院指導では新しく出来上がった胸と初めての対面。それに提供するために削られた健側のお乳と両足の付け根が思ってたよりほとんど痛まないのが意外だが、出来上がりはどうだろう?

そういえば、乳がん最初の手術で部分切除の時も夜になって執刀医が「どんな感じか気になりますよね、見てみましょうか」と部屋に来てくれるまでは、術後の胸がどうなっているかなんて思いもかけなかったっけ。

新しい胸を見たところで、ああ、こんな感じなんだ、程度で罰当たりだがさして感慨もないような気もする。それは自分が考えたところでそれこそどうこうできるものでなく、完全に医者の力量によるものなので仕方ないと言えば仕方ない。結局のところ、例えばまだこれから子育てを控えていたり、性生活があったりすればまだ別だけど、今の自分にとって胸という形があればいいような状況では特に言うこともない。

とはいえ、あれだけ自家再建とインプラントに散々悩んだにも関わらず、ここまでも気持ちの変化は我ながら意外でもある。あまりにも他人任せだが、大げさに言うと病とか形の見えないものと戦うということは医療従事者と患者との協力体制でけっこう変わるものかもしれない。ともかく、あーだこーだ言わずにあるがままを受け止めようと思ってる。

お昼はちらし寿司

セレクトしなければ松花堂弁当で、そっちもよかったかも

入院4日目、がっかり

気づけば早くも今日は入院4日目、術後3日目。経過は良好、微熱が続いた他は傷も若干痛む程度で、どちらもロキソニンのバッタ薬(正しくはジェネリック)飲めば解消。手術用につけたマーカーはなぜか手術前日夕食時に清拭用のペーパータオルが出たのを取っておいて、それでせっせと拭いたら大まかに消えた。

今朝の回診は若い医者と看護師さんの2名。若造は多分、術日のマーキングからずっと見てる顔でイケメンに属するでしょう(後で聞いたら前からいるようで、去年もいたんかな?)。今担当医もそれ以上にイケメンの部類ですが、私は自分がこんなことでお世話になる人はハンサムでない方がよっぽどいい。

今日は左胸に3本入れてあるという管が抜けたが、おそらくこれで汁(リンパ液)が出るようになるかもしれない、とのこと。それはいいとして。昨日から気になっていることがある。

こめかみの下あたりから右頬に向かってテープの痕みたいに太めの赤い筋が出来てるってなんで?? 肝斑やシミがひどかったのをエンビロンとトランサミンとシナールとレーザーでやっとここまできれいにしてきたのに台無しじゃん!!

聞けば、顔の固定?でテープが必要だったからみたいな話。つまり、当然てことなんかいな?? って、これはもう、ちょっといい加減にしろ的レベル。だったら、術前説明の時にそういうことがある可能性もあることも言うべきじゃん!

痕に残りますか?、と聞けば、ま、消えんじゃない、みたいな感じにまた、ええ?、これが? こんなん、普通に痕に残るでしょ!!

こんなことになるんだったら、修正手術なんて受けなきゃよかったと思う。胸の大きさがいくら違おうがのっぺらだろうが、他人には風呂に入りさえしなければわからないけど、顔は常に普通にさらしてるのに! なんか、いろいろ思えば泣きたくなってきて、後で見舞いに来たトーちゃんに八つ当たりしたくても、家族にも迷惑かけてここに来てること思ったら、そうも言えない。 

その後、看護師さんが巡回で血圧を測ったらエライことになってて、何回も測り直し(はい、深呼吸しましょう、と少し時間をおいてはわざわざ何度も測り直してたってことは、そのままの数値報告では高血圧の処置をしなきゃなんなくなるのだろうか?)。

どうしてもこっちがギスギスしまってるのに気を使われ、こんなんじゃしなきゃよかった、と気持ちを吐露(若造と一緒についてきた人なので、様子はわかってる)、なんか、泣きそうになったりして。ほっしゃんに付いて行きたかったことなんかも訴えて、でも、別のプロ先生がやってくれるからってことで踏みとどまったのに(大体、先生の顔なんてほっしゃんと女医さん以外はほとんど見てなかったし)。 

いろいろ合わせて言ってくれる看護師さんで、おそらく痕は残らないと思いますということだったけど、どうだろう? 時間が経ってみなければわからないけど、エンビロンに頼る他ない今は特にAブースト塗り込んで、入院中はマスクで通すことにする。シナールもあるだけ余分に飲んじまおう。

治療の副作用でできるシミや黒ずみだってもあるし、こんなことに構ってなんかいられない、周囲が生きるか死ぬかで過ごしている中で、自分みたいなのはどれだけ恵まれてるのか、そんなのは悩みのうちに入るもんじゃん、とも思うけど。だけど、実際、シミが出来ている人の多くは暗い印象で、きっと悩んでるんだろうな、と大いに察せられる。私だって、こんなことになるくらいなら、修正手術なんて受けなくてもよかったし、それはそれであきらめて生きていけたのに。そのくらい、顔のシミは嫌だ。
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昨日より明日はもっときれいになりたいガーコの日記です。

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