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形成外科受診とコンビニの閉店


 日々更新を目指しつつ、また日が空いてしまって明日は「夏至」だとか。
もう一年の折り返し点ですね。
で、なんだっけ、えと、(検索して)、そうだ、明日は夕方、部分日食なんだとか。仕事帰りに見れるかな?
 前回の時は昼間、午前中でしたか、外に出てずっと見てた記憶があります、漠然とだけど。
なんか、その時にどっかの島で沢尻エリカがプロポーズされたとかなんだとか騒ぎになってた気がするけど、違ったかな。

 暑い毎日が続いてたのが、木曜からの雨で昨日はちょっと寒い一日。形成外科の受診日でした。
乳がん手術で左胸を失くし、お腹の肉で再建してもらってからもう6年。
当時のことは昨日のことのように思い出しながら、同時にずっと遠いことのようにも思えます。

 11時の診察予約で、その時間だと駐車場はいつもけっこういっぱいなのですが、珍しくも昨日は立体駐車場の2階から上は「空」表示。
それでも2階はそこそこ埋まってたものの、3階は余裕で停められました。

 病院の玄関先では警備員さんに白衣のお医者さんが数名。
「病院へ入られる方はこちらの入口からどうぞー」
「はい、そこで立ち止まって、こちらのカメラを見てください」
「はい、オッケーです、進んでください」
なんてな具合。
その後はいつも通りに診察券を機械に通して予約確認から受診科へ進んだのですが、今度は問診票に発熱や咳、自分を含め家族や周りに他にかわったことがないかの体調確認と2週間以内に特定地域に行ったかそうでないかを記入して。

「今日は混んでますか?」
「いいえ、すぐに診てもらえますよ」
患者さんも少なかったみたいです。

 形成外科の先生は胸の再建で非常に有名な先生ですが、いつもとても穏やかで、
「お肉も柔らかく、順調ですね。とてもいい感じです。これからはもう変わることはありませんからね。傷もきれいになっていくだけですから」
と今回も優しく、胸とお腹の傷を撮っておしまい。
先生についてた研修医?もその先生に沿った感じがうかがえました。
「これから何かしら変わっていくということはないんだけど、できれば一年に一度、こうして診ていった方がいいのでよければ来年の予約を入れてもいいですか?」
「今後、コロナがどんなふうになっていくのかわかりませんが、こういう状況なので、もしも、病院に行くのに心配があって、ちょっと行きたくないな、って時は遠慮なくキャンセルしてもらって構いませんから。その時はまた改めていいと思われるときに予約を入れなおしてもらってもいいですからね」
とゆっくり丁寧な口調に、また来年の同時期の予約で終了。

 病院に向かいながら、形成の診察はもういいんじゃないかな、病気で診てもらうわけでないし、もう変わらないのだろうし、なんて思っていたものの、それでも、ここがあーだとかこーだとか言うところがないわけでなく。
どんな些細なことでも真摯に対応してもらえるとやっぱり嬉しいし、安心できますので。
一年に一度のことでありますし、元気に受診できるのはありがたいことです。

 ところで、病院に行く途中にあったコンビニが2軒、なくなっちゃってて。
1軒は来月からイオンのスーパーになるようで、もう1軒は先月閉店したとのことでした。
どっちも出来て間がなく、多分、ここ3年くらいの間に開店したのではなかったかな。

 閉店が今回の武漢肺炎によるものなのかわからないものの、通院で利用してた人も多かったことと思え、ましてや、自分の通うところはがん専門の施設なので感染症はなんとしても避けなければならないから病院もそれなりの対策で、今回の外来や駐車場が空いてたのもその影響のことでないかと思えます。
いつもは会計を待つ人や薬局で処方待ちの人でいっぱいなロビーの椅子がけっこう空いてましたので。

 だけど、2月に乳腺外科に行った時はどっちも普通に営業してて、特に1軒の方は通院の度に寄ったりしてたからなんだかとても残念。

 そういえば、小鳥の病院に行く途中のバイパス沿いにあったコンビニもいつの間にか閉まっちゃってて、あれ、確かこの辺りに、って思いながらなんど通ってもやっぱりなかったのは寂しかったです。
最近のお店って簡単な造りなのか、閉めるとじきに跡形もなくなくなっちゃってたりして、空き地が多いところだとその場所すらわからなかったりするんですよね。
そこもやっぱりひとみの通院の時に何度か寄ってはお手洗いを借りたり、おむすびやコーヒーを買ったりしてて、そのコンビニを外すとけっこうな距離を走らなければならないから実際にちょっと不便なのです。

 コンビニ経営もただでさえ大変なのが、今回の感染みたいなことがあるとなおさら難しいようですが。
知ってるところがなくなるのは寂しいものですね。


皇紀2680年 令和二年6月20日 晴れだけど、ちょい梅雨寒? 昨日は雨あがりにトマトにナメクジが這ってて取る気がしませんでした…


形成外科受診


 5月も半ばを過ぎたとはいえ、すでに真夏日を迎えておられる所もあるそうですが、幸いなことに自分の住む辺りはそれほどのことはなくて。
お天気のいい日は確かに陽射しの強さが痛いほどだったりするにせよ、家の中は窓を開けてなくても快適状態。
もちろん、いる部屋にもよるけれど。
で、ふと気づいたら、ここしばらくホットフラッシュというか、身体中がいきなり熱くなるのもなくなってた。ヤッタネ!\(^▽^\)(/^▽^)/

 先週は形成外科受診。
4年前に乳がんで失くした左胸は幸い3年前にお腹脂肪で再建していただき、そのままではのっぺらぼう状態だったのを1年半前、乳頭と乳輪を作ってそれらしくしていただいて。
それから半年ごとの受診で今回で3回目になるか。
術後の傷の状態、移植したところが変に硬くなったりしこってないかのチェックという感じ。

 乳房再建でとても有名なその先生はいつも必ず丁寧に声をかけて下さり、
「その後、どうですか? 何かかわったこととかありませんか?」
と眼鏡の奥の穏やかな目が、なんでも言ってくださいよ、と言われてる。
「うーん、なんか、またちょっと大きくなっちゃったみたいで」
へらっと答えながら、言ってもしようがないけど、と思う。
いつもそうしたことを話したところで何か変わるわけでもなかったから。

 実際、再建した時から作ってもらった胸は明らかに健側よりも大きく、1年半前に乳輪乳頭を作る際に修正ということだったものの、大きさについては特に変わりない気がしたどころか、その後も徐々にその大きさは増し。
とはいえ、新しい胸が出来たのはとてもありがたいことであり、おかげでお腹もすっきり、そんなん言ったらバチが当たるけど。

「あれ、ほんとだ、大きくなってますね」
「はぁ。いっぱい食べちゃうから」
「体重増えました?」
「増えたような、まぁ、そうでないような」(最初の手術から1年ほどで4,5キロ増のまま推移)
「肉の硬さも傷の状態もいいですけどね、ちょっと大きくなってますね」と胸を持ち上げ、「うん、重くなってる」。
「気になりますか?」
「うーん。でも、自分がやたら食べるから仕方ないし。痩せれば小さくなるですもんね」

 身体の中でも特に脂肪がつきやすいお腹の肉は移植したところでその性質はかわらないそうで、胸が大きくなってるということはもともと自分が出っ腹になりやすかったわけだから、それがおっぱいになったのはどれだけありがたいことやら。

 再建胸は100%脂肪で出来てるから痩せることで小さくなりやすいそうですが、健側については乳腺が大半を占めているので脂肪比が全く違い、仮にそっちも痩せて小さくなったにせよ、再建胸の比ではないのだそう。

「痩せられればいいんだけど、薬が続いてたら難しいんでしょうね」
「そうですね。薬はあとどのくらい飲む予定?」
「とりあえず、あと1年かと思います」
「1年で終わるといいね。でも、今は服用期間が伸びてるから5年と言ってた人が7年になったり、10年になったり」
10年としたら60過ぎてるか。その頃にはどうなってるのかな…。なんて漠然と思ってたら。
「中の傷ももう落ち着いてきた頃だし、気になるようだったら脂肪吸引も出来るからね」
という言われてびっくり!!
だって、これまでそんなん言われたことなかったもの。

 そこから脂肪吸引についての話になり、自分が想像してたのとは全く違ってびっくりした。
 これまで自分が思ってた脂肪吸引て、「エイリアン4」の最後の方で宇宙船の窓の亀裂からエイリアンベイビーの体が宇宙空間に徐々にばーっと散ってく場面みたいに注射器みたいな何かで吸引したら勝手に胸が小さくなるのだとばかり思ってたんだけどそうではなくて、簡単に言うと左右上下というか、胸全体のあちこちから脂肪をかきだしてくるのだそうで部分麻酔では難しいから全麻になるために入院が必要になるのだそう。
話を聞いてるだけで痛そうで、単純な自分が持ってた、風船がしぼむみたいなイメージとは全く違い(ほんと、バカすぎるね!)、それでも先生は嗤ったりしないでわかりやすく説明してくれた。

 では、どれだけ大きくなったかの確認のためにも写真を撮っときましょう、ということでお腹の傷を含め正面と左右其々の斜め・横から写真撮影して終了。
 ちなみに撮影したのは初めて見た医者で、彼もここへ修行に来たのだなぁ、と思った。
そして、本人はかっこいいつもりなんだろうけど、いい若いもんがあごひげとかやめた方がいいよ、と余計なことも。
なんか、いやなんだよね、私、男の人がひげ生やしてるの。若くても年とってても。

 次回は半年後の予約、あんまりバランスが悪くても体によくないし、その時の様子で今後のことはまた改めて、ということにはなったけど、入院までしなければならないだなんて正直、今の自分にはそこまでして、という気もする。
かと言って、左右差がこれだけあって他人はもちろん、家族とだって絶対一緒にお風呂に入りたくないレベルというのもどうかだけど。

 しかし、仮に脂肪吸引するとしてもそのさじ加減は難しいものらしい。
要は吸引しすぎて小さくなったところで足すことは出来ないし、痩せたり太ったりがその大きさを左右することになるので。
 
 だけど、薬のことではまたちょっとしたことがあって。?(・_・;?
これから先どうなるかというのもある。
せっかくホットフラッシュがなくなって喜んでたけど、どうなることやら。


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いつぞやのお昼
大盛りうどんとおむすびで炭水化物バッチリ
こんな調子でがっつり食べないといられないのよね… ┐( -"-)┌




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謝れてよかった


 胸の再建修正手術から半年ということで、今日は形成外科の受診日。
予約時間に遅れないよう、バイパスせっせとひた走りで予定時刻には着けたものの、先生が手術中なんだそうで診察が何時になるかわからないとのこと。
しかも、そんな日に限って文庫本も持ってきておらず。
スマホのゲームも終わってしまって庭のバラ園をうろうろ、図書室で文春砲や「動物のお医者さん」を読んで時間つぶし。

 しかし、今や渦中の東京都知事の桝添氏はケチジとか書かれてたっけな?、お金に汚いレベルは情けないほどにみみっちい。
報道を聞く限り、身銭は一円たりとも出したくないドケチの典型で、しかも、あれは完全な公金横領でしょ。
今日の会見でもヤフオクにまで手を出しながら「第三者の調査に委ねて」とかって人として終わってるし。
 なんていうか、選挙で選ばれたことでまるで特権階級を手に入れたかのごとくの振る舞いは管直人よろしく、民主党(民進党)の議員全般にも言えることで、マスメディアの追及が緩いどころか、逆に守ってくれるおかげでなお潔さとか反省と言うものがまるでない。
ガソリーヌ山尾なぞ、女を武器にしてるっていうより、法律より党是が上だとか平気で言っちゃって、ただの駄々っ子。それで元検事とかいうから目も当てられない。
いずれにしても、こういうヒトタチがいるからこそ、「政治は誰がやっても同じ」では決してないことの証明になるわけで、有権者は見る目を持って投票していただきたいもんです。
 とはいえ、東京都知事選については他の候補者もどうしようもなかった揃い、我が県知事選もしかりで都民の方には同情しますし、自民党にはもっとしっかりしていただきたいものでございます。頼むから、ちゃんとした候補を立ててくれ。

       IMG_1431.jpg

 二時間ほど経過したところで呼び出し音が鳴り、診察室のドアを開ければ見知らぬ女医さんがいて驚いたけど、
「月一先生が来るまでもう少しお待ちください。この前の受診から何か変わったことや困ったこととかありませんか?」
先々月まで胸の下の創がぐずぐずして出血したりしてたけど、今はそれも乾いてだいぶいいというようなことを話すと、足の付け根の創についても聞いてくれた。
それも年末あたりまで痛くてテープを貼ってたけど、今は何も感じない。

 上半身裸になって、しばらく待つと月一先生がやってきた。
 ちなみに月一先生と言うのは私が診てもらってる病院に月に一度の割合でやってくる、非常勤の担当医で、常勤の担当医ももちろんいるものの、前のほっしゃん先生異動後の後任先生には術後は一度も遭遇してない。

「いつも待たせてしまって、すみません、申し訳ない」から始まった診察、乳房全体をざざっと診て
「創もだいぶやわらかくなってますね」
「ここも、うん、いいでしょう」の後に
「やっぱり、ここ、気になりますか?」と言われたのは胸と胸の間に△に盛り上がってる部分。
私が言う前に先生から言われたのは傍から見てもやっぱりそれだけ目立つのか。
だって、ほんと、何コレ?、って感じだもの。
 先生が言うには、乳がん手術で乳腺を取ったことが原因か、おそらく何か押さえになっていたものがなくなって盛り上がってしまっているのではないかとのこと。
胸の大きさが全く違うことについては、
「乳房は乳腺と脂肪で出来てるから体重が増えたところで大きさに多少の変化はあっても、再建胸は完全な脂肪で作ってあるから、それに連動して変わりやすいんですよね」
「胸の横のところがちょっと出てしまってるのも、治療で組織をいじってあるから仕方ないんです」
「元からある乳房より再建乳房の方は重くて下がりやすいから、しっかりしたブラジャーで持ち上げるようにしてください」とのこと。

 そんなやりとりをしてるところへ思いがけず、カーテンの間からちょこちょこ常勤の担当医の顔。
っても、診察を終えて身支度を整えてる間、声が全く聞こえないのにてっきりもういなくなってしまったのかとも思いきや、カーテンを開けたらPCに何か入力しながらまだそこに。

 月一先生とまた胸の間の△についての話になり、仕方ないですもんね、とか言いながら、それでも、
「もしか、ここを何かで押さえてたら、へこむってことはないんでしょうか?」
と聞いてみたら、
「可能性は薄いけど、型紙を作ってその型どおりにスポンジかなにかで四六時中、夜、寝てる時もずっと押さえ続けていたら、もしかしたらかわるかもしれません。むしろ、そうしてみて、次回の時に診せてください」
ということで、次の予約して終了、ありがとうございました、と席を立って、
「常勤先生、私、入院してたときにほんと、ひどい態度をとって申し訳ありませんでした」
と声をかけたらびっくりしたような顔されて。そう、私はその手術の時にこの先生ともう一人の若い先生に悪態をとったことをずっと謝りたいと思ってたんだ。 
「あの時、もう一人、若い先生にもずいぶんひどい態度で、すみませんでした。私、それがずっと気になってて、今日は会えてよかったです」って言ったら、
「ああ、あの、そう、うん」みたいなしどろもどろの返事はもしかしたらとっくに忘れてたかも。
そりゃそうだよね、日々、大勢の患者に遭って、それこそいろんな人いるだろうし、私だってわけのわからないお客さんにムッとすることがあったところで、いちいち憶えちゃないし。
 だけど、私はほんと、非礼をずっと詫びたいと思ってたから、やっと言えた今日は胸のつかえが取れた気がした。
そして、なぜだかみるみる顔を赤くした常勤先生も思ってたよりずっといい人そうだ。

 しかし、時の流れはやっぱりザンコクだわね。
だって、この常勤先生だって写真を見る限り若い頃はけっこうなイケメンだったらしいのに、私より一回りは年下だろうに薄くなった頭髪、お腹はポッコリ出ちゃってブツブツガサガサのお肌でそのイケメンぶりも今や、よく見れば、ってな感じだもの。
もっとも、お医者さんですから、やたらと忙しい上にどうしたって生活も不規則になるだろうし、外見なんぞ構っちゃいられないよね。
この先生には数えるほどしか会ったことないというのに、なんか、いつもニンニク臭がするのはその対策もあるのかも。
 そんなふうに思いながら、好き勝手に生きてるみたいな身分の自分はアタマは悪くても、本当に幸せなんだとまた思ったりして。
 そして、この先生ともう一人詫びたいと思ってた若い医者は帰りに玄関にかかってる担当医名簿を見たら、異動したのかもう名前がなかった。

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形成外科受診で非常識極まりないジジイに驚く

-拍手コメント、ありがとうございました。嬉しいです、ありがとうございます。-


 実は「どんな形であれ、毎日ブログ更新」というのを今年の目標の一つにしてたのだけど、週明けの前回から今日はもう週末。
リクが死んでしまってから以降はなお、ふぬけみたいな、ぽかんとした生活で張り合いがないのは事実だけど、そうは言っても、そんなして自分がサボっているのをリクのせいにしていいはずもない。
今週末は記録的寒波だそうで、外飼いのリクは冬の夜は玄関に入れたりしてたのが去年あたりからボケのせいか、おしっこで外に出ると自分のねぐらに帰ってしまうので、毛布にホッカイロ、バスマット等で出来るだけ寒くないようにしてたけど、今はもう寒い思いをしないで済む。

 今日は手術から三か月、形成外科の受診日。時間の計算を間違えてただでさえ出るのが遅くなってしまった上に車に乗ってからバッグにスマホが入ってないのに気づいて取りに戻ったら、あるはずのところになくて思い違いかとまた車に戻ればやっぱりないので家の中を捜す、というマヌケぶりでますます遅くなってしまった。
それでもだいぶ来たところでそろそろ車線変更と思ったら、前方を走ってた軽が車間距離がほとんどとれてないのに関わらず、車線変更しようと手を振って無理に割り込みしてるのに驚がく。
割り込まれた車も驚いたろうけど、さらに驚いたことに信号待ちの車から降りてきたジイサンはその車に道を聞いてたのかな、身振り手振りでなにかやってて、信号がかわって走り出したと思ったら、また窓から出した手を振って元の車線に戻ったりして。あれでよく事故が起きなかったと思うけど、割り込まれた車もそうだったけど自分もクラクションを鳴らして怒ったに違いない。
いつだったか、10年以上前かな、バイパスを逆走してた車に遭遇したことがある。乗っていたのは老夫婦。
幸いなことにそれほど混んでなくて見通しがよく、カーブの向こうに前から車が来るのが見えたんでうまく回避できたけど、助手席にいた自分も驚いたと同時に恐怖。
その車がどうなったのかわからないが、事故のニュースを聞かなかったのでどこかでうまく降りれたのかもしれない。
 高速の逆走やアクセルとブレーキの踏み違え、猛スピードでお年寄りが大事故を起こして幾多の若い命が犠牲になる事件が絶えない。
年寄りから免許を取り上げろとは言わないが、例えば半年に一度とか、自動車学校みたいな場所での実技チェックや交通法規の把握確認の義務化は絶対に必要だと思う。任意チェック以外は視力検査やビデオ視聴だけで更新を許可するやり方は現状に全く合ってない。
 そんなことを思ってたら、病院から「今日は11時で診療の予約が入ってますが」という電話、車の時計は11時4分。
「すみません、すみません、今どのあたりで、あと10分くらいで着けると思います、すみません」と平謝り。
前先生の時は待つことなど滅多になかった形成外科で、月一先生に診ていただくようになっていつも大体30分、長いときは2時間待ちになってたのが、今日に限って時間通りになるとは。
「わかりました、慌てないで気をつけて来て下さい」と言われたところで、急がずにはいられない。
駐車場に車を停めて泡食って診察室に向かうも、エレベータでは中にいた人が先に降ろしてくれたり、ドカドカ走るハイヒールの音に前を行く人が道を空けてくれたりと申し訳ない情けなさは年寄りの迷惑行為を指摘する立場にない。
 結局、予定より15分以上遅れて診察室に入り、遅刻で病院から電話があったのも、先に上半身裸になって席を外された先生が来るのを待つなんてことも今までなかったこと。なんていうか、53にもなって情けなさすぎるよ、ほんと。
肝心の受診ですが、
「再建胸が健側よりも大きいのは今後もそれほど変わらないでしょう。」
術痕のテーピングも再建乳頭の保護ガーゼもあと3か月くらいは必要なので続けてください。
胸の下の術創が浸出液でベタベタするのもまだしばらく続きます。
左右の大きさの違いが気になるようであれば一年後くらいに脂肪吸引しましょう、ということだった。
ずっと気になっている、胸と胸の間に出来てる△の盛り上がりについては、おそらくそれまで乳腺で押さえられていた組織が乳腺がなくなったことでそうした形になっているのかもしれず、手術の時に確認したら余分なものはなかったので、脂肪吸引するほどの脂肪もないから削ることは出来ないし、変に取ろうとすれば正常組織を取ることになって反動でもっと大きく出てくるのでは、という話に。
なんていうかな、今日の受診で失ったものは取り戻せないんだと改めて実感した。
 修正手術から3か月経ったところで再建胸の大きさについては術前と大差なく、作ってもらった乳輪の大きさも健側のとは全然違う。
左右全く同じというわけにはいきません、と前回も今回も言われてたけど、持って生まれた、神様が与えてくれた失くしものを人間が創ることはプロ先生の腕をもってしてもやはり難しいわけで。
再建のことを相談した甲状腺の先生が「形成は自分がそれをどう思うか、ということだから」と言われてたことや、再建の講演会で会った人が「人には、きれいねー、全然変わらないねー、って言われても自分では、そうなのかなぁ?、って思っちゃう。やっぱり、元あったものを取り戻したいじゃない。だから、やっぱり、違うよなぁ、って思っちゃうんだよね」と言ってたことを思い出す。
創のひきつれが取れれば多少の変化は出たところで、もうそんなには変わらないらしい。
それでも月一先生や前先生をはじめ、多くの方が携わってくれてようやく出来た胸だもの。文句を言うのはバチアタリだし、そういうものと思って受け入れる他はないのかも。

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冷たい風、火曜日の海も荒れていた

術後、一か月検診

乳がんで失くした左胸の、お腹の肉を使っての再建から一年半が過ぎた。
そして、大きさや形が違い、のっぺらぼうだったその胸の修正手術からひと月が過ぎ。
乳がんで二度の手術、再建で二度の手術。
巡った季節はそんなに多くはないのかもしれないけれど、泣いたり笑ったり、怒ったり悲しんだり、喜んだり嬉しがったり。
私自身にとっては乳がんという病気そのものより、それに伴う胸の消失と再生の方がずっと重く大きいけれど、だけど、自分のカラダはそのどっちに対しても全力で頑張ってくれている。
サムシンググレート、って言うんだろうか。
今日の一日をありがとう。
53年半の袖振り合った日々をありがとう。

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今日は月一先生による、形成外科の術後一か月の検診。
昨日は病院からの着信にちょっとびっくりしたけど、先生に手術予定が入ったので受診時間を30分遅らせてほしい、とのことで。
待つことなんていつもどこも当たり前でどうってことないのに、わざわざ連絡くださったのはイケ目先生の指示だったそうですが、ご配慮ありがとうございます。お手数かけました。
それでも手術が長引いたそうで一時間ほど待ったものの、それをずっと楽しみにしていた知らない誰かの喜びは自分も共有できるんだ。
「遅れちゃってごめんなさい。いつも、遅れて時間変更してもらって申し訳ないですね」から始まった診察は、今はまだ術後の腫れでアンバランスな胸も経過としては順調とのことで、めでたしめでたし。
新しく出来た「顔」についてた、これまで薄皮がはがれてないのだとばかり思ってたのが、糸が出てきちゃってるね、と抜糸されるも痛感は全くない。
今後はガーゼをこんなふうにあてて、ゲンタマイシンはもういりませんから、と保護の仕方の指導と、この次は術後3か月になるので1月に、と次回予約して今日の受診は終了したものの。
診察時には今先生はおらなんで、入院時の非礼をあやまりたかったのに残念だったけれど、それはそれで逆に月一先生に話しやすいところもある。
月一先生はやっぱり思ってたとおり、うんうん、と丁寧に聞いてくれて、私が
「なんかすごい軽い感じで。ババアがそんなこと気にしてんじゃねーよ、みたいな心の声が聞こえるようで、こっちはこっちで、ふざけんなよ、って感じで、私、すごい怒ってずっとひどい態度とってて」なんて話したら、そんなこと思ってないですよ、と笑いながら、
「医者も若いとまだ経験が浅いから、なかなか患者さんに自信を持ってはっきり言えないところもあって、納得のいく言い方が、ね」
「大丈夫、患者さんはみんなそうですよ、気にしなくても大丈夫。言っときますね」と言ってくれた。
でも、本当は、ババアが気にすんなよ、とか、お前の顔なんて誰も見ちゃいねーから、と思ってたのは自分の方で。若手医者も今先生も全然悪くないのに、私の勝手で一方的な自虐的被害妄想的思い込みから八つ当たりされて。
それも、わかってたんだけど、あの時の自分には自分でも手が付けられないくらいにどうしようもなくショックだったんだ。
言い訳じみてるけど、手術するとか入院するとかいうことは、身体がどうとかいうことだけじゃなく、気持ちも心も一緒にダメージ受けてるものらしい。
「またどこかで彼らに会った時はよろしくお願いします」なんて月一先生は言ってくれたけど、二人の先生に会うことなんて、もうないんじゃないか。
先生たちに直接あやまれないのは本当に申し訳なく、若造のくせに偉そうに、って思ったってことは私だって相手が若いことを承知してたと思うとますますすまないが。でも、自分も忘れないで忘れようと思う。勝手な言い方だけど、私みたいな人間と51年間連れ添ってくれたおっぱいの再生だもの、完成するまではいろいろあって当然といえば当然なのかもしれない。
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Author:ahirutouban
お肌をキレイにしてくれるコスメと着物と「ジョジョの奇妙な冒険」が大好きなガー子の日記です

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